はかせ、IP、ゲートウェイ、DNSって似た言葉が並んでいるけど、何が違うの?
IPアドレスは端末の宛先、デフォルトゲートウェイは家庭内LANから外へ出る入口、DNSは名前をIPアドレスへ変換する案内役じゃ。 家庭用ルーターでは、デフォルトゲートウェイとDNSサーバーが同じIPアドレスになることもある。 同じ値だけで設定ミスと決めず、正常な端末との違いと、どの通信まで成功するかを比べるのじゃぞ。
変更せずに止めるべき場面
会社・学校・ホテルなど管理者がいるネットワークでは、IP、DNS、プロキシ、VPNを自己判断で変えないでください。自宅でも、管理画面のスクリーンショットを公開するときはグローバルIP、MACアドレス、SSID、接続ID、管理パスワードを隠してください。設定初期化や固定IPの入力は、元の値と戻し方が分からなければ中止してください。
ゲートウェイとDNSが同じでも異常とは限らない
家庭用ルーターは、端末から見た外向きの経路と、DNS問い合わせの中継先を兼ねることがあります。 この構成では、端末が同じルーターのIPアドレスをデフォルトゲートウェイとDNSサーバーの両方に表示します。 RFC 2132でも、DHCPが配るルーター情報とDNSサーバー情報は別の項目として定義されています。 役割は別ですが、二つの項目へ同じ機器のアドレスを設定する構成はあり得ます。
表は横にスクロールできます →| 比較結果 | 次の判断 |
|---|---|
| 自動取得で、正常な端末も同じ値 | 同じ値は変更せず、到達できない段階を確認 |
| 問題の端末だけ値が違う | 別SSID、手動IP・DNS、VPN、管理設定を確認 |
| IPアドレス指定では通信でき、サイト名だけ失敗 | DNS中継、VPN、端末の名前解決を確認 |
| ゲートウェイにも到達できない | DNSより先にWi-Fi、LAN、IP取得を確認 |
| 心当たりのない手動DNSや管理外のアドレスが設定されている | 元の値と管理者を確認し、無作為な公開DNSへ置き換えない |
4つの値を順に読む
- IPアドレスを確認してください。家庭内ではプライベートアドレスが一般的です。
169.254.x.xならDHCPから取得できず自己割り当てになった可能性があります。 - サブネットとゲートウェイを見てください。同じWi-Fiの正常端末とネットワーク部分・ゲートウェイが大きく違えば、別SSIDや固定設定を疑います。
- ゲートウェイへ到達できるか確認してください。届かなければWi-FiやLAN側なので、Wi-Fi接続済み・インターネットなしへ進んでください。
- IP指定の通信はできるのに名前だけ開けないならDNSを疑います。DNSの基本動作はRFC 1034に定義されています。変更前に、VPN・セキュリティアプリを切り分け、DNSサーバーへ接続できない場合を確認してください。
ルーターとONUの役割が分からない場合は機器の違いと通信経路で、壁から端末までを並べるとよいでしょう。
相談時にそろえる情報
端末とOS、接続方法、発生時刻、IPの先頭部分、ゲートウェイとDNSの設定元が自動か手動か、同じネットワークの別端末の可否を記録してください。 自宅なら契約先またはルーターメーカー、管理ネットワークなら管理者へ伝え、完全なアドレスや認証情報は求められた安全な窓口だけで共有してください。
