ロボ太

はかせ、10ギガ光にしたのに1Gbpsくらいで止まるよ。どこが詰まっているの?

Wi-Fiはかせ

10ギガ契約でも、端末から回線までの途中に1Gbpsの区間があれば、その区間が通信速度の上限になるのじゃ。 ONUやホームゲートウェイ、ルーターのWAN/LANポート、ハブ、ケーブル、LANアダプターを接続順に確かめよう。 端末に表示されるリンク速度だけで終えず、各ポートの規格と実際の接続速度を見るとよいぞ。

配線を触る前に確認すること

煙、異臭、異音、変形、通常と異なる発熱、水濡れ、破損したケーブルや電源部があれば操作を中止してください。 落雷中は機器へ触れず、光ファイバーを抜く、のぞく、強く曲げることも避けてください。 貸与ONUやホームゲートウェイを初期化せず、会社や集合住宅の設備は管理者へ確認してください。 コネクターは無理に抜き差ししないでください。

PCの有線リンク速度を確認する

有線接続したPCで、隣の機器との接続速度を調べます。 WindowsではWindowsキーとRキーを同時に押し、次を入力して実行します。

ncpa.cpl

接続中の「イーサネット」を右クリックして「状態」を開き、「速度」を確認してください。 Macは「システム設定」→「ネットワーク」→使用中のEthernet→「詳細」→「ハードウェア」で速度を確認します。 確認のために速度を手動固定する必要はありません。

「1.0Gbps」や「1000Mbps」は、PCと直前の機器の接続が1Gbpsという意味で、インターネット回線の実測値ではありません。 「100Mbps」なら有線LANが100Mbpsになる場合へ進んでください。

各ポートとケーブルを接続順に調べる

  1. PCのLANアダプターから、ドック、ハブ、ルーター、ONUまで配線をたどり、使用ポートの規格を仕様表で確認します。 1000BASE-Tは1Gbps、2.5GBASE-Tは2.5Gbps、10GBASE-Tは10Gbpsです。
  2. 「10G WAN」だけで判断せず、PC側のLANポートも確認します。 たとえばBUFFALO WXR-5700AX7S/NはINTERNETポートが10Gbpsでも、LANポートは1Gbpsです。 10G対応LANポートがある機器でも、別の1Gポートに挿していないか見てください。
  3. 10GBASE-Tでつなぐ区間は、ケーブル表記と長さ、損傷を確認します。 NTT東日本の技術参考資料はCAT6A以上を指定しています。 10G対応の短いCAT6Aストレートケーブルへ1本ずつ交換し、リンク速度が変わるか比べます。 壁内配線や中継コネクターの規格も対象です。
  4. ルーターやハブは説明書に従い、管理画面や速度別ランプで各ポートの接続速度を確認します。 PC側が10Gbpsでも、ルーターからONUまでが1Gbpsなら、その区間が上限になります。

どの機器を経由しているか分からない場合は、ONU・ルーターの役割も確認できます。

リンク速度と実測値を比べる

各区間のリンク速度を確認したら、PCのWi-Fiを一時的に切り、他の大きな通信を止めて有線で測定します。 同じ測定先で時間帯を変え、速度測定の読み方に沿って比べてください。 確認後はWi-Fiを元の状態へ戻します。

全区間が10Gbpsでも、実測10Gbpsは保証されません。 NTT西日本の利用条件にもあるように、通信制御に必要なデータの分だけ実効速度は下がり、機器の処理能力や回線の混雑にも左右されます。 PCのリンク速度だけで故障や回線側の問題を断定しないでください。

相談時にそろえる情報

契約サービス、開通日、各機器の型番、使用ポート、ケーブル表記、リンク速度、測定方法と時刻を記録してください。 ONUや回線側は契約先、市販機器はメーカー、壁内配線は管理会社や施工業者へ相談し、契約番号やMACアドレスを公開しないでください。