はかせ、マンションのVDSLが終わるって案内が来たよ。何を準備すればいい?
VDSLの終了案内は、対象の建物と契約を指定したものじゃ。まず自分の住所と建物名を公式の対象一覧で照合し、契約先に最新の期限を確かめよう。光配線方式へ移るには申込と切り替え工事が必要なので、案内を受け取っただけで自動的に移ると思わず、手続きを進めるとよいぞ。
終了する建物と最新の期限を確認する
NTT東西は、光配線とVDSLなどの設備が併設された一部の建物を対象に、次のような移行を案内しています。以下の日付は当初の案内に記載されたもので、全国のVDSLが一斉に終了する日ではありません。
| 公式案内 | 対象と当初の期限 |
|---|---|
| NTT東日本の移行案内 | 光配線とVDSL/LAN配線が併設された一部建物。当初はVDSL、LAN各方式の利用回線がそれぞれ1回線以下の建物を対象とし、2026年1月31日までの切り替えを案内 |
| NTT西日本の移行案内 | ひかり配線とVDSL/LAN方式が併設された一部建物。2026年2月1日以降はひかり配線方式を利用するよう案内 |
その後、2026年8月の更新では、NTT東日本は光配線へ移行できない一部建物での提供継続、NTT西日本は一定の条件で提供を継続する規定を設けています。古い案内の期限を過ぎているからと、自分で配線を外したり契約を解約したりしないでください。
各移行案内にある建物一覧を開き、住所と建物名で検索してください。該当したら、届いた案内の部屋番号、サービス名、期限と合わせて契約先へ確認します。一覧に見当たらない場合も、設備変更や個別案内がないか確認してください。「新規申込受付の終了」は「利用中のサービスの終了」と扱いが異なるため、案内の見出しも読み分けます。
VDSL方式と光配線方式の違い
マンションでは、共用部から各部屋までの配線によって、使う機器と必要な工事が変わります。NTT西日本の配線方式の説明では、次のように区別しています。
表は横にスクロールできます →| 方式 | 共用部から部屋まで | 部屋にある機器 |
|---|---|---|
| VDSL方式 | 電話回線用ケーブル | VDSLの宅内装置(モデム) |
| 光配線方式 | 光ファイバー | ONU、またはONU一体型のホームゲートウェイ |
速度は方式名だけで判断せず、契約サービスの仕様で確認します。たとえばNTT西日本のフレッツ 光ネクスト マンションタイプ(VDSL方式)は最大100Mbpsです。これは実測値の保証ではなく、端末や混雑などによって速度は下がります。光配線でも契約プランによって上限が異なり、工事だけで1Gbpsや10Gbpsの契約へ変わるとは限りません。
部屋の差し込み口の見た目だけでは、契約中の方式まで確定できません。契約書の配線方式と機器の型番を照合し、光配線へ移る場合は、部屋までの光ファイバーとONUが必要になります。既設の設備を再利用できるか、室内への引き込み工事が必要かは、契約先に調べてもらってください。
申込から室内工事までの手順
建物全体の設備工事が終わっていても、各契約の移行手続きは必要です。停止する時間と工事の可否を先に確かめてから、日程を決めます。
- 契約先に移行を申し込む。 フレッツ光を直接契約している場合はNTT東西、光コラボなら契約中の事業者へ連絡します。差出人や建物名、費用、連絡先に不審な点がある案内は使わず、請求書などに記載された公式窓口で確認してください。訪問者にその場で契約番号、本人確認書類、支払い情報を渡さないでください。
- 管理会社と配線経路を調整する。 共用部の設備、部屋までの配管、穴あけの許可、立ち会い、退去時の原状回復、指定業者の有無を確認します。NTT東日本の光配線方式の工事説明では、共用部から各戸へ光ファイバーを通し、室内のONUへ接続する流れを確認できます。配管や設備の状態によって工事を待つ場合や導入できない場合があるため、共用部の配線を自分で抜いたり加工したりせず、危険な経路や規約上の問題は作業前に相談してください。
- 費用と継続するサービスを確認する。 工事費の割引対象、追加工事費、変更後の月額料金を分けて見積もってもらいます。固定電話の番号、テレビ、警備、見守り、プロバイダーを継続できるか、IPv6接続やルーター設定に変更があるかも契約先へ確認してください。工事中はネットや電話が止まる時間を確認し、必要なら携帯回線などの代替手段を用意します。
- 工事後に通信を確認する。 ONUとルーターの接続後、有線LANとWi-FiでWebページを開き、固定電話の通常の発着信や見守り機器も試してください。機器の役割が分からない場合はルーターとONU、モデムの違いを確認します。
旧機器の返却と相談時に伝えること
旧VDSL機器は貸与品かを確認し、返却対象の型番、付属品、返却先と期限を契約先に聞いてください。切り替え後に自分で処分せず、返却キットなどの案内に従います。
相談時は案内の日付と期限、契約先、建物と部屋、今の機器の型番、継続したいサービス、管理会社の許可状況を伝えてください。契約先と管理会社の回答が食い違う場合は、工事を確定させず、両方に書面で確認します。案内をSNSなどへ掲載する際は、氏名や住所、契約番号、QRコード、認証情報を隠してください。




