ロボ太

はかせ、MacがWi-Fiにつながらないよ。何から試せばいい?

Wi-Fiはかせ

MacでWi-Fi項目が見当たらない、SSIDを選んでも接続できない、Wi-Fiには接続済みなのにサイトが開かない――この記事が扱うのは、このMac固有の3状態じゃ。家中の端末が使えない問題、特定ブラウザだけの問題、速度だけ遅い問題は別の意図じゃぞ。

先に結論

ロボ太

はかせ、まずは何を確かめればいい?

Wi-Fiはかせ

同じWi-Fiを別端末で試し、Macを信頼できる別Wi-Fiでも試すのじゃ。Macだけと分かったら、Wi-Fiと再起動、対象ネットワークの再登録、DHCP、VPN、ワイヤレス診断の順で確認する。設定ファイルの削除やルーター初期化から始めてはいかんぞ。

Macの状態・比較結果 有力な確認先 次にすること
Wi-Fiサービスや切り替えが見当たらない macOSの認識、管理設定、ハードウェア 再起動後も同じならApple・管理者へ相談
自宅SSIDがMacだけ表示されない 距離、対応帯域、ルーター設定 ルーター近くと別Wi-Fiで一覧を比較
SSIDは見えるが接続できない 保存情報、パスワード、端末制限 パスワード確認後に対象SSIDだけ再登録
接続済みだがMacだけ通信できない DHCP、DNS、VPN、日時 接続詳細を記録しワイヤレス診断を実行
一つのブラウザだけ開かない ブラウザ設定、拡張機能 MacのWi-Fi全体とは分けて診断

別端末も接続できないならWi-Fiにつながらないときの全体手順、Macだけという比較を深めるなら1台だけWi-Fiにつながらない場合へ進むのじゃ。接続済みなのに通信できないならWi-Fi接続後のインターネット診断、ブラウザ限定なら特定のブラウザだけ開かない場合、DNSのエラーが明示されるならDNSサーバーが応答しない場合が次の確認先じゃぞ。

考えられる主な原因

ロボ太

なるほど。どうしてこんなことが起きるの?

Wi-Fiはかせ

Macでは接続前と接続後で見る場所が変わるんじゃ。保存済みネットワークだけでなく、DHCPで受け取ったIP、日時、VPNやセキュリティソフト、管理プロファイルも比較するのじゃぞ。

Wi-Fiサービスがない場合は接続情報より手前を確認する

システム設定にWi-Fiが見当たらない場合は、SSIDのパスワードより先に、再起動、macOS更新、管理状態、Macが無線機能を認識しているかを確認してください。画面名や配置はmacOSの版により異なります。

接続済みでもIPアドレスを使えていない場合がある

Wi-Fiへの接続表示があっても、IPアドレス、ルーター、DNSが適切でなければインターネットへ進めません。正常端末との違いを記録し、固定値へ推測で書き換えないでください。

VPN・セキュリティソフト・管理設定が経路を変える

VPNや通信監視ソフトは、Wi-Fi接続後の通信へ影響する場合があります。会社・学校のMacでは必要なプロファイルや証明書があるため、自分で削除せず管理者へ確認してください。

順番に試したい対処法

ロボ太

わかった、ぼくも試してみる!どの順番でやればいい?

Wi-Fiはかせ

次の順番で試すのじゃ。途中で改善したら、そこで作業を止めてよいぞ。

1. 状態と影響範囲を記録する

Wi-Fi項目の有無、SSID、接続表示、エラー、発生時刻、macOSの版を記録してください。同じ場所の別端末と、Macを別の信頼できるWi-Fiへ接続した結果も残します。

別端末も使えないならMac側の変更を止め、ルーター・回線を確認します。Macだけなら次の端末側手順へ進みます。

2. Wi-Fi、再起動、日時、更新を確認する

Wi-Fiを一度オフにして戻し、Macを通常の手順で再起動してください。日時が自動設定で正しいかを確認し、別の通信手段がある場合は利用可能なmacOS更新も確認します。

AppleのMac向け公式トラブルシューティングでも、接続状態、再起動、日時、macOS更新、VPN、ルーター、内蔵診断、別ネットワークの順に確認しています。

3. 対象ネットワークだけ再登録する

正しいパスワードを確認してから、システム設定の「Wi-Fi」で対象ネットワークの詳細を開き、「このネットワーク設定を削除」に相当する操作を行って再接続してください。似たSSIDがある場合は正常端末と名前を照合します。

証明書を使う会社・学校のWi-Fiや管理対象Macでは、ネットワークを削除すると自力で戻せない場合があります。操作前に管理者へ確認してください。

4. IP情報を記録してDHCPリースを更新する

接続済み・インターネットなしの場合は、対象Wi-Fiの「詳細」でIPアドレス、ルーター、DNS、TCP/IPの状態を記録してください。家庭でDHCPを使っており管理者の指定がない場合は、DHCPリース更新を試します。

AppleのDHCPリース更新手順では、システム設定の「ネットワーク」から対象サービスの「詳細」>「TCP/IP」>「DHCPリースを更新」と進みます。固定IPや管理ネットワークでは実行前にISPまたは管理者へ確認してください。

5. VPNとセキュリティソフトを切り分ける

個人で導入したVPNや通信監視ソフトは、製品名と現在の設定を記録し、一時停止した前後を比較してください。接続が戻ったら製品提供元の更新とサポート情報を確認し、保護機能を停止したまま使い続けません。

管理プロファイル、会社のVPN、証明書は削除しないでください。管理者にはSSID、時刻、エラー、別ネットワークの結果を伝えます。

6. ワイヤレス診断で設定を変えずに調べる

接続を再現した状態で、Optionキーを押しながらメニューバーまたはコントロールセンターのWi-Fiメニューを開き、「ワイヤレス診断を開く」に相当する項目を選んでください。表示名や入口はmacOSの版により異なる場合があります。

Appleのワイヤレス診断の説明によると、診断は問題と解決策を提示しますが、ネットワーク設定そのものは変更しません。結果と勧告を記録し、Appleまたは管理者へ渡す判断材料にします。

改善しない場合の判断基準

ロボ太

ここまで試しても直らなかったら、次はどうすればいい?

Wi-Fiはかせ

どのWi-FiでもMacだけ失敗し、Wi-Fiサービスがない、またはワイヤレス診断で端末側の問題が続くならAppleのサポートへ相談するのじゃ。自宅だけならルーター提供元、複数端末も同時に失敗するなら回線事業者、管理Macなら組織のIT部門が窓口じゃぞ。

相談時はMacのモデル、macOS版、SSID、発生時刻、エラー、IP・ルーター・DNSの有無、別端末・別Wi-Fiの結果、VPN・管理状態、ワイヤレス診断の結果を用意してください。診断資料に機器識別情報や周辺SSIDが含まれる場合は、公開せず正規の窓口へ渡します。

復旧後は、同じWi-Fiで複数サイトと普段のアプリを使い、スリープ復帰後にも再接続できるか確認します。一時停止したVPNを戻しても使え、正常端末にも影響がなければ復旧と判断できます。

まとめ

ロボ太

はかせ、今日もひとつ分かったよ!忘れないように、大事なことをもう一度教えて!

Wi-Fiはかせ

MacのWi-Fi不調は、Wi-Fiサービスがない、SSIDへ接続できない、接続後に通信できないの3つに分けるのじゃ。比較、再起動、対象SSIDの再登録、DHCP、VPN、ワイヤレス診断の順なら、設定を壊さず相談先まで決められるぞ。