はかせ、iPhoneのWi-Fiに『プライバシーに関する警告』って出たよ。危ないの?
iPhoneの「プライバシーに関する警告」は、つないでいるWi-Fiの設定に、情報が漏れやすくなる点があると知らせる表示じゃ。この表示が出たからといって、すでに誰かに侵入されたと決まるわけではない。警告の下に書かれている説明を読めば、iPhoneの設定とルーターの設定のどちらを直せばよいかが分かるぞ。
警告の説明を読んで、種類を見分ける
「設定」→「Wi-Fi」を開き、警告が出ているネットワーク名の右の「i」をタップします。詳細画面の上部に、警告の見出しと説明が表示されます。見出しだけでなく、その下の説明の文を確認してください。
表は横にスクロールできます →| 説明に書かれている内容 | 直す場所 | このページの該当箇所 |
|---|---|---|
| プライベートWi-Fiアドレスがオフになっている | iPhoneの設定 | プライベートWi-Fiアドレスがオフの場合 |
| セキュリティ保護が弱い(WEPやTKIPなど) | ルーターの暗号方式 | 自宅で「セキュリティ保護が弱い」と出る場合 |
| 暗号化されたDNS通信がブロックされている | 接続先ネットワーク | 暗号化DNSの警告が出る場合 |
それぞれの警告の意味と対処は、Appleの推奨設定でも説明されています。会社や学校のWi-Fiで警告が出た場合は、設定を自分で変えず、警告の全文を管理者へ伝えてください。
プライベートWi-Fiアドレスがオフの場合
プライベートWi-Fiアドレスは、接続するWi-Fiごとに、端末を識別するアドレス(MACアドレス)を変える機能です。異なるWi-Fiをまたいで、同じiPhoneだと追跡されにくくなります。この機能がオフになっていると、警告が表示されます。
詳細画面の「プライベートWi-Fiアドレス」を確認し、次のように設定します。
- iOS 18以降:「固定」と「ローテーション」は、どちらも機能が有効な状態です。「オフ」になっている場合、WPA2以上の暗号方式を使う自宅のWi-Fiでは「固定」を選びます。
- iOS 14〜17:スイッチをオンにします。
Appleの機能説明では、対応するネットワークでは有効のまま使うよう案内しています。
オンにしたあとに接続できなくなった場合は、ルーターでMACアドレスによる接続制限を使っていないかを確認します。使っている場合は、詳細画面に表示される新しいアドレスをルーターに登録します。iOSやルーターのファームウェアが古い場合は、更新してから再度試してください。それでも使えない場合は、ルーターの管理者やメーカーへ相談します。
ルーターの接続端末の一覧に見覚えのない機器が表示される場合は、プライベートWi-Fiアドレスのせいで、自分のiPhoneが別の機器のように見えていることもあります。Wi-Fiに知らない端末があるときの手順で照らし合わせてください。
自宅で「セキュリティ保護が弱い」と出る場合
この警告は、ルーターが古い暗号方式(WEPやTKIPなど)を使っているときに表示されます。古い方式は解読されやすく、近くにいる第三者に通信を読み取られたり、Wi-Fiを無断で使われたりするおそれがあります。
ルーターの暗号方式を変更する
ルーターの説明書で、無線の暗号方式(セキュリティ)を設定する画面を確認します。管理画面が開けない場合は、ルーターの管理画面が開かないときの手順で接続先とアドレスを確認してください。
表は横にスクロールできます →| 優先順 | 暗号方式 | 選ぶ場面 |
|---|---|---|
| 1 | WPA3パーソナル | すべての端末がWPA3に対応している |
| 2 | WPA2/WPA3移行モード | WPA3に対応していない古い端末も使う |
| 3 | WPA2パーソナル(AES) | ルーターがWPA3に対応していない |
この順番はAppleの推奨順に沿っています。WEP、TKIP、WPA/WPA2の混合モードは避けてください。
変更前後に確認すること
設定を変える前に、現在の設定を控えるか、ルーターの機能でバックアップします。家族の端末やプリンター、ゲーム機などが、新しい暗号方式に対応しているかも確認してください。ルーターのファームウェアの更新が必要な場合は、メーカーの機種別の案内に従います。
変更したら、Wi-Fiのパスワードを手元に用意し、iPhoneの詳細画面で「このネットワーク設定を削除」を選んでから接続し直します。ほかの端末も同じように接続し直す必要があることがあります。
ルーターが古く、WPA2(AES)にも対応していない場合や、メーカーのファームウェア更新がすでに終わっている場合は、買い替えを検討してください。
暗号化DNSの警告が出る場合
DNSは、サイトの名前から接続先の住所を調べる仕組みです。iPhoneは、この問い合わせを暗号化して送ることがあります。接続中のネットワークが暗号化されたDNSの通信を止めていると、警告が表示されます。この状態では、どのサイトにアクセスしているかを、同じネットワーク上で見られるおそれがあります。
自宅のWi-Fiでこの警告が出た場合は、AppleのDNSに関する案内に沿って、iPhoneとルーターのソフトウェアが最新かを確認し、暗号方式も見直してから、iPhoneとルーターを再起動します。それでも警告が残る場合は、警告の全文とルーターの機種を控えて、回線事業者やルーターのメーカーへ相談してください。
公共Wi-Fiに自動でつながって警告が出る場合
通信事業者のWi-Fiに自動で接続して警告が出た場合は、Appleの案内に沿って自動接続を止められます。「設定」→「Wi-Fi」→「編集」を開き、「管理対象ネットワーク」の中から対象のネットワークの「i」をタップして、「自動接続」をオフにします。
Wi-Fiへの接続そのものに失敗する場合はiPhoneがWi-Fiにつながらないとき、ログイン画面で止まる場合はフリーWi-Fiのログイン画面が出ないときを参照してください。







