Wi-Fiはかせ 編集部・正常時ベースライン確認記録 対象記事: Wi-Fi接続済みなのにインターネットなし|原因を60秒で切り分ける 実施日: 2026-07-24(日本標準時) 目的: Wi-Fi経由でインターネットを利用できる正常時に、端末から見た 「家庭内の出口」「名前解決」「HTTPS」「Apple公開ページ」の各段階が どのような観察結果になるか、同じ環境で3回確認する。 障害を人為的に発生させず、記事の切り分け順を説明する対照例とする。 測定環境: - Apple Silicon Mac(機種名・識別情報は非公開) - macOS 26.3.2 - 家庭内Wi-Fi(SSID、IPアドレス、MACアドレス、回線事業者は非公開) 確認方法: 1. `route -n get default`で既定経路が存在することを確認し、 インターフェース名は公開せず、macOSのハードウェアポート情報と照合してWi-Fiへ正規化 2. 既定経路から取得したゲートウェイへ`ping -c 1`を実行し、応答の有無だけを記録 3. `dscacheutil -q host -a name example.com`で名前を照会し、 1件以上の応答の有無だけを記録。応答IPアドレスは保存しない。 HTTP確認の直前に次を実行し、途中終了時も一時ファイルを削除する `tmp_file="$(mktemp)"` `trap 'rm -f "$tmp_file"' EXIT HUP INT TERM` 4. 次の条件でhttps://example.com/へHTTPS GETを行い、状態コードと curlの`size_download`(受信したレスポンス本文のbytes)だけを記録 `curl --silent --show-error --max-time 15 --output "$tmp_file" --write-out '%{http_code},%{size_download}' https://example.com/` 5. 次の条件でApple公開ページへリダイレクトなしでGETを行い、 状態コード、curlの`size_download`、一時ファイル内のSuccessマーカー有無だけを記録 `curl --silent --show-error --max-time 15 --max-redirs 0 --output "$tmp_file" --write-out '%{http_code},%{size_download}' http://captive.apple.com/hotspot-detect.html` `LC_ALL=C grep -Fq 'Success' "$tmp_file"`でマーカーを確認 2件の記録後に`rm -f "$tmp_file"; trap - EXIT HUP INT TERM`を実行 6. 同じ端末・場所・家庭内Wi-Fiで1〜5を連続3回実行 3回の結果: - 既定インターフェース種別: Wi-Fi - 既定経路: 3/3回で存在 - 既定ゲートウェイICMP: 3/3回で応答 - example.com名前解決: 3/3回で1件以上の応答 - example.com HTTPS: 3/3回でHTTP 200、本文559 bytes - Apple公開ページ: 3/3回でSuccessマーカー、本文69 bytes - curlのsize_downloadとして記録した本文bytes合計: 1,884 bytes 匿名化: 既定インターフェース名、SSID、BSSID、既定ゲートウェイ、 端末・DNS応答のIPアドレス、MACアドレス、回線事業者、機種名、 シリアル番号、正確な実施時刻は公開ファイルへ出力していない。 公開CSVには日付、正規化した経路種別、各段階の成否、 固定した公開確認先、HTTP状態、本文bytesだけを収録した。 読み取り上の限界: - 正常な1端末・1家庭内Wi-Fi・1日・短時間の対照確認だけで、 「接続済み・インターネットなし」の障害状態は再現していない - 3回は独立した環境ではなく、時間帯・曜日・混雑時の再現性を示さない - ゲートウェイがICMPへ応答しない設定でも、実通信は正常な場合がある - 1つの名前が解決しても、別の名前・DNS経路が正常とは限らない - 1つのHTTPSサイトやApple公開ページへ到達できても、 別サービス、VPN、アプリ、回線全体の正常性は保証しない - example.comのWebサービスはIANAがbest effortで提供しており、 継続稼働を前提とする監視先ではない - 1,884 bytesはcurlのsize_downloadとして記録したレスポンス本文だけの合計で、 DNS、ICMP、HTTPヘッダー、TLS、TCP/IPを含む総通信量ではない - Apple公開ページのSuccessマーカーだけを復旧条件にはしない 安全性: ルーター・ONU・端末の設定変更、Wi-Fi切断、再起動、初期化、 VPN停止、DNS変更は行っていない。送信したのはゲートウェイICMP 3回、 DNS照会3回、HTTP/HTTPS GET各3回だけである。 公開ファイル: - connectivity-baseline-2026-07-24.csv: 匿名化した3回分の観察結果 - connectivity-baseline-method-2026-07-24.txt: 本文書